ヒロアカアニメ5期は何巻まで?順番入れ替えの理由とカット真相
週刊少年ジャンプを代表する看板作品として世界中を熱狂させ、原作漫画の完結後もなお熱烈な支持を集め続ける『僕のヒーローアカデミア』。シリーズ全体を一気見するアニメファンが増加するなか、いま改めて注目と議論の的になっているのがTVアニメ第5期です。
放送当時、原作読者を中心に大きな波紋を広げた「エピソードの順番入れ替え」や「ヴィランアカデミア編のカット疑惑」、そして「全25話で原作のどこまで映像化されたのか」という疑問。なぜ制作陣はあのような大胆な構成変更に踏み切ったのか、その真相と第6期「全面戦争編」へ繋がるドラマの深層を、メディア視点から詳細に紐解いていきます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:第5期は全25話(通算89話〜113話)で放送され、原作コミックス第21巻第191話から第26巻第258話までの内容を映像化。
- 要点2:「インターン編」と「ヴィランアカデミア編」の時系列入れ替えは、劇場版第3弾との同時プロモーション連動と放送枠のコード遵守が主な要因。
- 要点3:凄惨な過去描写や一部モノローグの省略に賛否はあったものの、死柄木弔の覚醒シーンや怒涛の第6期への布石としての完成度は極めて高い。
【巻数・話数】ヒロアカアニメ5期は全何話?原作漫画の何巻どこまで描かれたか
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第5期は、全25話(通算89話〜113話)の2クール構成で制作されました。原作コミックスにおける該当範囲は、単行本第21巻第191話「荼毘・轟・エンデヴァー」の終盤から第26巻第258話「仲間」までとなっています。
第5期で描かれた物語は、大きく以下の3つのエピソードに分類されます。
1. A組VSB組合同戦闘訓練編(第89話〜第98話)
雄英高校ヒーロー科の1年A組と1年B組が、お互いの成長をぶつけ合う対抗戦。普通科からヒーロー科編入を目指す心操人使の参戦や、緑谷出久(デク)の「ワン・フォー・オール」に眠る歴代継承者の個性「黒鞭」の暴走と覚醒が描かれました。
2. エンデヴァー事務所インターン編(第99話〜第106話)
新No.1ヒーローとなったエンデヴァーのもとへ、デク、爆豪勝己、轟焦凍の3人がインターンとして弟子入り。トッププロの圧倒的な実力とスピードを肌で感じながら、轟家の複雑な家族関係の再生にも焦点が当てられます。
3. 僕のヴィランアカデミア編(第107話〜第112話)
本作初となる「敵(ヴィラン)」を完全な主役に据えたダークサイドストーリー。死柄木弔率いる敵連合と、四ツ橋力也(リ・デストロ)率いる異能解放軍による全面抗争、そして死柄木たちの壮絶なオリジンが明かされました。
そして最終話となる第113話「空、高く群青」では、原作第26巻第258話にあたる「ヒーローたちが一斉に招集され、全面戦争へ向けて動き出す前夜」までを描き切り、視聴者に強烈な緊張感を残したまま幕を閉じました。
「順番入れ替え」はなぜ起きた?ヴィランアカデミア編とインターン編が前後した理由
原作をリアルタイムで追っていた読者にとって、第5期最大のサプライズであり物議を醸したのが「エピソードの時系列入れ替え」でした。原作漫画では「合同戦闘訓練編」の直後に「ヴィランアカデミア編」が描かれ、その後に「エンデヴァー事務所インターン編」へと進む構成になっていたからです。
アニメ版ではこの順序を反転させ、インターン編を先に放送し、ヴィランアカデミア編を第2クールの終盤に配置しました。この異例の改変に踏み切った背景には、主に2つの明確な理由が存在します。
最大の要因は、2021年8月6日に全国公開された劇場版第3弾『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』との連動です。この映画は「エンデヴァー事務所でインターン中のデク・爆豪・轟の3人が世界規模の事件に挑む」という設定でした。映画公開のタイミングに合わせてお茶の間でインターン編を放送していなければ、映画の設定とアニメ本編の状況にズレが生じ、ライト層が混乱してしまうリスクがあったのです。
もうひとつの理由は、夕方5時30分枠という放送時間帯への配慮です。ヴィランアカデミア編は、凄惨な肉体損壊や精神的な狂気が連続する極めてショッキングな内容を含んでいます。ファミリー層も視聴する全国ネットの夕方枠において、夏休みのど真ん中に過激なヴィランの殺し合いを流し続けることを避け、ヒーロー側の活躍を夏休み期間に充てるという編成上の判断が働いたと見られています。
ファンの間で物議を醸した「ヴィランアカデミア編」カットの真相と演出の意図
順番の入れ替えと同時に、ファンの間で激しい議論を呼んだのが「エピソードのカット疑惑」でした。原作屈指の人気エピソードであるヴィランアカデミア編に割り当てられた話数が、全25話中のわずか「6話分」にとどまったためです。
実際にアニメ化の過程で省略、あるいは簡略化された主な要素は以下の通りです。
・異形排斥運動(CRC)のエピソード:物語冒頭、スピナーが直面する異形差別や、カルト集団との小競り合いが大幅に省略。
・スピナーの内面描写:ゲーム好きの鬱屈した青年が、なぜ死柄木に自らの人生を重ねたのかというモノローグが一部カット。
・リ・デストロ(四ツ橋)の残虐シーン:異能解放軍の冷徹さを示す自社専務への粛清描写が、放送コードの都合上マイルドに改変。
・死柄木の幼少期(志村転弧)の過激描写:家族が個性の暴走によって崩壊する凄惨なビジュアル演出が、直接的な流血表現を抑えた暗転や抽象的表現に調整。
これらのカットに対し、SNS上では「スピナーの葛藤が伝わりにくい」「ヴィラン編をもっとじっくり見たかった」という惜別の声が上がりました。限られた尺の中でアニメーションを成立させるため、制作のボンズは「死柄木弔という怪物の誕生と覚醒」に演出の焦点を極限まで絞り込む手法を選択したといえます。群像劇としての厚みを多少削ぎ落としてでも、主役である死柄木のドラマを際立たせるための苦渋の決断だったのが真相です。
視聴者のリアルな評判とネットの反応|アニオリ回の評価やテンポへの賛否両論
第5期の放送中、ネット上では前半と後半で評価が大きく分かれる現象が起きました。
第1クールの「A組VSB組合同戦闘訓練編」は、ボンズの圧倒的なアクション作画が毎週のように炸裂し、アニメならではのダイナミックな動きが高く評価されました。一方で、「1試合ごとの描写が丁寧すぎるあまり、物語全体の進行テンポが遅い」と感じる視聴者も少なくありませんでした。
さらに議論に拍車をかけたのが、第104話「お久しぶりですセルキーさん」に代表されるアニメオリジナルエピソード(アニオリ回)の存在です。劇場版の前日譚として麗日お茶子や蛙吹梅雨、波動ねじれの活躍が描かれ、ファンサービスとしては好評を博したものの、「この1話分をなぜヴィランアカデミア編に回せなかったのか」というシビアな指摘も相次ぎました。
しかし、第2クールのクライマックスに入ると風向きは一変します。声優・内山昂輝さんによる死柄木弔の狂気と悲哀に満ちた熱演、劇伴作家・林ゆうき氏による重厚な楽曲、そして街一つが更地と化す「崩壊」の映像美は圧巻の一言。原作ファンからも「後半の作画と演技の迫力だけでお釣りが来る」「鳥肌が止まらなかった」と絶賛され、最終的にはシリーズ屈指の緊張感を誇るクールとして受け入れられました。
死柄木弔の覚醒と壮絶な過去|第6期「全面戦争編」へ繋がる決定打
第5期は、単なる「ヒーローの成長物語」という枠組みを完全に解体し、作品のフェーズを決定的に変えたターニングポイントです。その中核にあったのが、死柄木弔の覚醒と過去の克服でした。
ヒーローを憎みながらも、心のどこかで過去の記憶に縛られ続けていた死柄木は、リ・デストロとの死闘の最中、封印されていた凄惨なオリジンを思い出します。自分が家族を殺してしまったこと、そしてそれを心の底で「快感」と思ってしまったこと。己の原初的な破壊衝動を全肯定した瞬間、死柄木は精神的なリミッターを解除し、触れたものから伝播してすべてを砂塵に変える規格外の「崩壊」の力を覚醒させました。
異能解放軍を傘下に収めて「超常解放戦線」を結成し、最高指導者となった死柄木。この絶対悪の完成があったからこそ、続く第6期「全面戦争編」の息もつかせぬ絶望的なバトルが成立しました。5期で描かれたエンデヴァーの苦悩、ホークスの二重スパイ活動、そして敵連合の強大化というピースが見事に噛み合い、物語は史上最大の激突へと雪崩れ込んでいったのです。
動画配信サービス(サブスク)でお得にヒロアカ5期を一気見する方法
現在、ヒロアカ第5期を含むTVアニメシリーズ全話は、多くの主要定額制動画配信サービス(VOD)で見放題配信が行われています。これから視聴する方、あるいは復習として一気見したい方に向けて、代表的なプラットフォームの特徴を整理しました。
・U-NEXT:TVアニメ第1期から最新シリーズまで全話見放題に加え、無料トライアル時にもらえるポイントを利用して原作コミックスもお得に購入可能。
・DMM TV:月額料金が非常にリーズナブルで、アニメ作品の配信ラインナップに特化。コストパフォーマンスを最優先したい方に最適。
・Hulu:読売テレビ・日本テレビ系列の作品に強く、過去の劇場版や関連特番の配信も充実。
・Amazonプライムビデオ / Netflix:すでに会員登録しているユーザーであれば、追加料金なしですぐに第5期全25話を高画質で視聴可能。
第5期をより深く楽しむためのポイントとして、第104話の視聴後に劇場版第3弾『ワールド ヒーローズ ミッション』を鑑賞し、その後に第107話からのヴィランアカデミア編へ戻るというルートがおすすめです。当時の制作陣が意図したメディアミックスの醍醐味を余すところなく体感できます。
【ヒロアカ アニメ 5期】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:5期のアニメオリジナル回は何話?本編だけ追いたいなら飛ばしても大丈夫?
A1:明確なアニオリ回は第104話「お久しぶりですセルキーさん」です。また、第89話(5期の第1話)も恒例のキャラクター紹介を兼ねたセミオリジナル回となっています。物語の本筋であるデクの成長やヴィランの動向だけを最短で追いたい場合、104話をスキップしても6期への理解に大きな支障はありません。
Q2:アニメ5期の続きを漫画で読むなら何巻のどこから買えばいい?
A2:第5期の最終話(第113話)は、原作第26巻の第258話までを描いています。そのため、アニメの続きから読みたい方は「コミックス第26巻の第259話」から購入すれば、第6期で描かれた「全面戦争編」の開戦直前からスムーズに読み始めることができます。
Q3:なぜヴィランアカデミア編は深夜アニメ枠ではなく夕方枠のまま放送されたのですか?
A3:ヒロアカのアニメシリーズは第2期以降、読売テレビ・日本テレビ系の「土曜夕方5時30分枠」という全国ネットの強力な放送枠に定着しています。特定のエピソードのためだけに放送枠を深夜へ移動させることはスポンサー契約や編成上きわめて困難であり、地上波放送の基準を守りつつ演出を工夫する道が選ばれました。
まとめ:構成改変の波紋を越えて評価されるべき「ヒロアカ5期」の真価
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第5期は、劇場版との連携や放送コードの制約を受け、シリーズの中でも屈指の変則的な構成を余儀なくされたシーズンでした。時系列の入れ替えや一部描写のカットを巡っては、原作への思い入れが強いファンほど戸惑いを覚えたのも事実です。
しかし、ワン・フォー・オールの深淵に触れるデクの覚醒、轟一家の胸を締め付ける葛藤劇、そして死柄木弔が辿り着いた狂気の解放という重要局面において、制作陣が見せた熱量は圧倒的でした。激動の第6期、そしてクライマックスへと続く物語の土台を築き上げたという意味で、第5期はヒロアカという大河ドラマに欠かせない極めて濃密なマスターピースです。 (出典: ヒロアカ アニメ 5期(Yahoo!ニュース))